前の記事の通り、半端なく値下げされたテスラ モデル3。早速2/28に最寄りのテスラ心斎橋ショールームで試乗予約を行い、試乗しに行きました。
午後2時から試乗予約をしていたため、ちょっと早い目の13時半頃に到着。
ショールーム内はそんなに広くない。多分地元のトヨタとかの方が大きい感じ。入口に赤のモデル3スタンダードレンジプラスとグレーのロングレンジの2台が鎮座していた。
まず思ったことはお客さんに対してスタッフが圧倒的に少ない。値下げの影響もあり、私が試乗に行った日はかなり混雑していた。それに対し、スタッフが3名ほどしかいない。試乗同乗も行う営業スタッフが見た感じその際は2名、店で来客対応するグランドスタッフが1名のような感じで店を回していた。
当然声は掛けられない。勝手に好きなだけ見ていけスタイルだ。日本車のディーラーとはこの時点で違った。値下げ直後の土日だったので、単に異常に忙しかっただけかもしれないが。
15分ほどショールーム内のモデル3を触ったりしていたのだが、この時点で既に9割9分ぐらい買いたい気持ちになっていた。やはり普通の車とは全く違う異質さに惹かれる。乗り込むと目に入るのは大画面のタッチモニター、そしてそれ以外何もない、スタイリッシュさ。
そうこうしているうちに、試乗予約時間が近づいてきたので近くにいたグランドスタッフらしき男性に声をかける。前の試乗が少し長引いたようで、予定時間から15分ぐらい遅れで試乗することができた。
私の試乗予約をしたモデル3 ロングレンジは、ショールーム地下に泊められていた。カラーは青。スタンダードレンジプラスの試乗はショールームを出たところに黒の試乗車があったので、おそらくそちらになるのだろう。スタンダードレンジプラスは代わる代わる試乗している人がいて、本当にお客さんが多いんだなあと感じた。
そして試乗開始。まずキーがない。購入後はスマホがカギになるスマホキーがメインだが、試乗の場合はスマホキーはないので、代わりにカードキーを使って乗り込む。
次にエンジンスイッチを探したがない。この時点で普通の車の考えは捨て、助手席で説明をしてくれる女性の営業担当の人の話を聞く。
その後試乗をしたが、本当にこれは車なのか?という体験ができた。音もなくとんでもない加速をして、メインのタッチパネルにはセンサーで取得した交通状況がリアルタイムに表示される。オートパイロット(高速道路の試乗はなかったので、下道で少ししか試せなかったが)など、凄いとしか言えないような体験になった。9割9分買いたい、だった気持ちが今買うしかないに変わった瞬間でもあった。
試乗後、営業担当に「今買います。」と伝えたら、ショールームにあるパソコンを使って注文できますよ、ということになり、購入の仕方を教えてくれるということだったのでお願いすることにした。
購入の仕方を教えてくれるディーラーとは一体・・・
テスラでは、車の購入はネット注文になる。それはショールームで営業担当に購入したいと直接伝えたときも同じで、営業担当が代わりに自分の情報を打ち込んでくれて、購入(クレカで前受金決済)までやってくれるというだけである。ちなみに値引きなどは一切ない。この値引き0については正直一般人の私としては少しでも安くしてほしいという気持ちはあるが、煩わしい値引き交渉をしなくてもみんな同じ値段で買っている、逆に言えば値引かれた後の価格であると割り切ることにした。ちなみに、値引きは一切ない代わりにテスラの下取りは割と頑張ってくれるという話を聞いた。実際、下取り見積もりを行ったが、本家のマツダ(現行CX-5に乗っています)には一歩及ばなかったがほぼ同額、マツダ以外では断トツの買取価格を提示してきた。下取りについても、テスラは全く仕組みが違うので、こちらの記事にまとめていくので、チェックしてほしい。
営業担当に住所や電話番号、駐車場所や下取り車の有無などを聞かれ、それに答えていくとそのままテスラの注文ページに入力していってくれる。テスラ車にはオプションというオプションはほぼなく、ボディーカラーを選択できること(白以外はオプション扱いで追金必要)と、2021モデルから内装色がデフォルトの黒か、オプションの白かを選べる(白は追金)程度。あとは約100万のFSD(フルセルフドライブ・完全自動運転)があるだけだが、FSDは現状の日本の規制上、使用できる機能が非常に限られていて100万円の価値はないと思う。少なくとも、一般人が付けるべきオプションではない。FSDはオンラインを通じて後から付けることも可能なため、今後、アメリカ等と同等の機能が使用可能になった時に再検討すればよいかと思って、私はFSDは付けなかった。というか100万のオプションなんか付けれない。
ボディーカラーは、始めオンラインで見ていた時は白か黒が良いと思っていたが、実際に見た印象はかなり違った。モデル3のカラーは、実際に見た方が良いと思う。白は無難に良かったがオーダーの約半数が白だということ、黒は思ったよりのっぺりした印象を受けたことで選択から外した。それより、入口にあったグレーが中々カッコいい!ということで、私はオプション色だがボディーカラーはグレーを選択した。ちなみに内装はデフォルトの黒。後はETCを付けるかだけ聞かれた(別途3万円)。正直自分で付けようかとも思ったが、今付けているETCは更に前の車から引き継いだものということもあり、今回はETCも付けてもらった。
最後にこれで良いかを営業担当に聞かれ、良ければクレジットカード番号を入力する。このクレジットカードで、前受け金の¥15,000を払うというわけだ。そしてこのクレカ情報は記憶され、スーパーチャージャーでの支払いや、テスラショップでの商品購入にも使われる。
↓の「ご注文が完了しました」が出るとオーダー完了。黒塗りしているところには、RN番号というオーダー番号のようなものが記載されている。問い合わせ等に使用するので、控えておいたほうが良い。
結果、合計金額は ¥5,231,000 だった。
これから、補助金の¥800,000を引くと ¥4,431,000 で、更にテスラから提示された下取りの¥1,800,000を引くと ¥2,631,000 になる。
実際の下取りはもう少し下がるだろうが、少し多い目に見ても手出し300万でテスラモデル3に乗れることになった。
恐らく、数年後にはEVは世に溢れる存在になると思う。でもこの変革期に、他の人より一歩先にこの先進性を体験できるテスラモデル3が300万円なら今買うしかないと思った。
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